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Wordbook of Kurumimochi               くるみもちの単語帳

Wordbook of Kurumimochi               くるみもちの単語帳

趣味の道具

今回はクリスマスにちなんで、サンタクロースの存在の有無について語った社説を紹介します。

【クリスマスの社説】The editorial of THE SUN, September 21, 1897-ニューヨーク・サン社の社説より-

 今から百年以上前、ニューヨークに住む女の子が、友達に「サンタクロースなんていない」とからかわれたことをきっかけに、ニューヨークの新聞社サン社の編集者にサンタクロースは本当にいるのか?を尋ねる手紙を送りました。その返事は、信じる気持ちの大切さを説いた心温まる社説でした。サン社はその後廃業してしまいましたが、今でもアメリカでは古典のように語り継がれていて、毎年クリスマスの季節になると、いろんな新聞や雑誌に掲載されるそうです。「くるみもちの単語帳」でも12月8日の日記より12月16日の日記に、少しずつ取り上げて読み解いています。また完訳は12月25日の日記に記しています。併せてお楽しみ下さい。




Is There a Santa Claus?


 We take pleasure in answering at once and thus prominently the communication below, expressing at the same time our great gratification that its faithful author is numbered among the friends of THE SUN:

DEAR EDITOR: I am 8 years old.
 Some of my little friends say there is no Santa Claus.
 Papa says "If you see it in THE SUN, it's so."
 Please tell me the truth, is there a Santa Claus?
  VIRGINIA O'HANLON
115 WEST NINETY-FIFTH STREET

 VIRGINIA, your little friends are wrong. They have been affected by the skepticism of a skeptical age. They do not believe except what they see. They think that nothing can be which is not comprehensible by their little minds. All minds, VIRGINIA, whether they be men's or children's, are little. In this great universe of ours man is a mere insect, an ant, in his intellect, as compared with the boundless world about him, as measured by the intelligence capable of grasping the whole of truth and knowledge.

 Yes, VIRGINIA, there is a Santa Claus. He exists as certainly as love and generosity and devotion exist, and you know that they abound and give to your life its highest beauty and joy. Alas! how dreary would be the world if there were no Santa Claus. It would be as dreary as if there were no VIRGINIAS. There would be no childlike faith then, no poetry, no romance to make tolerable this existence. We should have no enjoyment, except in sense and sight. The eternal light with which childhood fills the world would be extinguished.


 Not believe in Santa Claus! You might as well not believe in fairies! You might get your papa to hire men to watch in all the chimneys on Christmas Eve to catch Santa Claus, but even if they did not see Santa Claus coming down, what would that prove? Nobody sees Santa Claus, but that is no sign that there is no Santa Claus. The most real things in the world are those that neither children nor men can see. Did you ever see fairies dancing on the lawn? Of course not, but that's no proof that they are not there. Nobody can conceive or imagine all the wonders there are unseen and unseeable in the world.

 You may tear apart the baby's rattle and see what makes the noise inside, but there is a veil covering the unseen world which not the strongest man, nor even the united strength of all the strongest men that ever lived, could tear apart. Only faith, fancy, poetry, love, romance, can push aside that curtain and view and picture the supernal beauty and glory beyond. Is it all real? Ah VIRGINIA, in all this world there is nothing else real and abiding.

 No Santa Claus! Thank God! he lives, and he lives forever. A thousand years from now, VIRGINIA, nay, ten times ten thousand years from now, he will continue to make glad the heart of childhood.



《04/12/7》
《04/12/25修正》

【英語音声ガイド・英語ガイドCD】-英語で楽しむ展覧会-

 昨今の展覧会では作品解説の表示板に日本語と同等量の情報が英語で表記されて「たり、図録にも英文の解説が付いていたりします。展覧会がもともと興味のあるもので、内容をよく知っていれば、英語も理解しやすく、楽しめて、英語の勉強にもなります。英文解説を読むのももちろん良いのですが、ここで紹介したいのは、英語での音声ガイドです。テレビのリモコンのようネ小型の機械で、音声ガイドの表示のある作品の前で該当する番号を押すと説明してくれます。

先日東京の江戸東京博物館で「エルミタージュ美術館展」を見てきました。副題に「サンクトペテルブルク古都物語」とあるようにエルミタージュといえば、帝政ロシアの首都サンクトペテロブルグ(ソ連時代のレーニングラード)にある大博物館です。ロシアの博覧会なので、ロシア語の解説をすべきかもしれませんが、ロシア語はロシア人関係者のあいさつだけで、解説文も音声ガイドも日本語の他は英語だけでした。英文自体は図録や案内板にも多くはなかったのですが、英語の音声案内は充実していました。以前正倉院展で借りた英語ガイドがわかりやすかったので、今回も英語の音声ガイドを借りてみました。ただ日本語の表現はロシア語読みでも、英語の表現は英語読みなので、たとえば「ピョートル大帝」は"Peter the Great"、「エカテリーナ2世」は"Cathrine 2(the second)"といった具合で、かえってややこしいのですが、これもご愛嬌だと思って楽しむことにしました。

音声ガイドはゆったりと張りのある声でリズムよく読み上げられるので聞き取りやすく、聞いているだけでも楽しいものでした。出口でこのガイドを録音したCDが販売されていました。正倉院展でも音声ガイドのCDを売っているのは見たことがなく、珍しいので記念に買い求めてみました。CDの販売は初めてだということでしたが、結構良い聞き取り教材になると思いました。興味のある内容だと英語も聞き取りやすいですから。
趣味の英語を楽しまれる方なら、展覧会の英語音声ガイドもきっと楽しめます。お勧めです。
《04/9/18》

【テーマを持って旅する】-ユーロ硬貨の収集-

 英語を楽しむと言っても海外での経験が乏しく、ご紹介できるような知識も知恵もないのですが、旅にテーマを与えるためにユーロ硬貨を収集したことを述べてみます。

私が欧州を訪れたのは、2002年の晩秋でした。欧州連合の統一貨幣 "Euro"「ユーロ」が導入された年です。通貨統合参加国12カ国の通貨が統一され、現物のユーロ貨幣が1月1日から流通しだしました。通貨が統一されるということは参加国間の移動では通貨の両替がいらないということです。両替の手間がかからないのはもちろん、為替手数料もかからないという恩恵に、旅行客もあずかることができます。

もともと統一硬貨ユーロの導入は参加国の経済効果を狙ってのもので、経済的信用の低かった小国もユーロをバックに信用を得ることができ、経済活動が活発になったと聞きました。イタリアは経済状態が悪く、ユーロ参加基準に達するために大変な努力をし、やっとの思いで直前に参加が認められたそうです。逆に経済的に恵まれているスイスは参加していません。
イギリスは経済状態の悪さと、やはり大英帝国のプライドから参加を見送っています。統一貨幣への抵抗感もあるのでしょう。貨幣からエリザベス女王のイコン(肖像)が消えるのは許されないのでしょうから。カナダやオーストラリアなどのイギリス連邦国の貨幣にはあって、本国にないのでは体裁が悪いのでしょう。

いろいろ調べている内に、紙幣は表も裏も絵柄が同じだけれど、硬貨の裏面は各国のオリジナル図柄だと知りました。はじめ、国境を越えて流通する硬貨、つまり広がっていくイメージだったのが、この話を聞いて、逆に各国から集まる硬貨の旅するさまを想像してしまいました。
フランスで、アイルランドやフィンランドのユーロ硬貨を手に入れたらロマンチックだわ。椰子の実よろしく海を越えてやって来たユーロ硬貨に出会えないかしらと夢みるようになりました。

ユーロ硬貨に興味を持ったので少し調べてみました。コインの金額は8種類。2、1ユーロの高額硬貨、50、20、10ユーロセントの中額硬貨、それに5,2,1ユーロセントの小額硬貨。参加国は12カ国。バチカンなど通貨のみの参加も3カ国あるけれど、いずれも超小国で、記念硬貨のように稀少価値なので、対象外。一カ国8種類×12カ国で、96種類。一国当り8種類で、3ユーロ88ユーロセント、日本円にしておおよそ500円。12カ国全部集めても6000円。これなら私の懐でも大丈夫。それで、ユーロ硬貨の収集を旅の個人的なテーマに選びました。

結果は?
僅か2週間弱の滞在で、11カ国、約50種類を集めました!
もちろん同行者にも頼んで、滞在国以外の硬貨は見せてもらいました。小銭入れごと渡してくれて「見てちょうだい」という人もB日本から用意していった図柄の一覧表と一枚一枚見比べました。私の財布は両替用にいつも硬貨で満員でした。(笑)
滞在国のフランス・イタリアはもちろんドイツ・スペインも全8種集まりました。
ベルギーはアルベール2世国王、オランダはベアトリクス女王、ルクセンブルグはアンリ大公の肖像。小国のデザインはバリエーションが少ないので新しい金種の硬貨を手にしても面白みが少ないです。
オーストリアはモーツアルト(1ユーロ)と女性の肖像(2ユーロ)。この女性、当初「マリア・テレジア」だと思っていたのですが、のちに「ベルタ・フォン・スットナー」というノーベル平和賞受賞者と判明しました。イタリアとオーストリア、ギリシャは全種類の絵柄が異なります。自国の歴史に誇りを持っているのでしょう。
ギリシャは女神エゥロパ(2ユーロ)など2枚手に入りましたが、船をデザインした小額硬貨が一種類も手に入らなかったのが残念でした。
ポルトガルは一枚。ドイツやフランス、スペインなどと同じく高額・中額・小額の三種類の図柄。
そして、アイルランドの2ユーロが一枚。海を越えてやって来た貴重なケルティックハープの図柄です。同行者がオペラ座近くのイギリス人の多い飲み屋で、お釣りにもらったものです。
残念ながら、フィンランドの硬貨は手に入りませんでした。次は木苺(クラウドベリー;高額硬貨の図柄)を摘みに、フィンランドに旅行しようかしら。

直接英語の勉強になったわけではないけれど、オペラ座通りのマロングラッセが有名なお菓子屋さんでも、お釣のユーロ硬貨のことで話が弾みました。もちろん英語で。どんなことでも興味を持てば、話のタネになるものです。
《04/8/15》


【検定試験】-目標を設定して勉強の機会を作り出す-

 試験というと楽しみとは程遠く、学生時代は義務として耐えたもの。まさか自分から、英検やTOEICさらに英文会計の検定を受検するようになるとは思ってもいませんでした。現役の学生で試験に追われる子供にどうして?と問われます。資格を得るためだけじゃないのよと答えると驚かれました。

 もちろん検定を受けるのですから合格や好成績を目指します。私の場合もきっかけは、「観光ガイド講座」の受講資格を得るためでしたが、資格を得たことより、試験のために勉強できたことの方に値打ちがあると思うようになりました。子育てに似ています。泣いたり笑ったり、子供と生きること自体が喜びで、老後の面倒を見てもらうために育てているわけではありません。いつまでも気持ちの通じる存在でいてくれたら、それは嬉しいでしょうが。《脱線ごめんなさい》

 検定試験の接し方は、さまざま。学生だって、学校から強制される場合もあるし、任意で推奨されるだけのこともあります。子供も中学生の時は在学中に英検3級まで合格すべしと、団体受験をさせられていました。高校に進学して任意になったとたん、受験者はぐっと減ったそうです。

英検への接し方も授業を中心にして、習ったことの確認的意味合いでで該当級を受験する生徒もいれば、どんどん上の級を目指して、英検に牽引の役割を与える生徒もいます。 大人も、TOEICの成績が昇進の条件になったりして義務で受験せざるをえない場合もあるようです。そうなると、英語が苦手な人は精神的に追い詰められてしまいますね。自分の意志で受けるほうが、義務感なくて英語そのものを楽しめるように思います。

趣味の英語では、自分にあった級を余裕を持って勉強する。自学はどうしても、単調になりがちで進歩が感じられないと興味や意欲が薄れてしまいます。趣味の英語に検定試験はふさわしくないようで、実は接し方によっては、英語に対する興味を維持する道具になるのです。
《04/7/22》


【DVDビデオ】-DVDで映画(洋画)を楽しむ-

 「映画は臨場感のある映画館で観るのが一番の贅沢」の私ですが、DVDビデオで映画(洋画)を観るスタイルも、最近気に入ってます。映画館でも字幕なしで解るレベルならいいけれど、ときおり聞き取れる英語に喜び、字幕なしではストーリーが解らなくなってしまう私には、DVDビデオは楽しい英語教材です。
 内容をよく知っている映画を、音声英語・字幕英語で観ます。すると、聞き落としていた単語が目に留まりだし、意味ある文章として聞こえ始めます。いきなり大人向けの映画を観るのはちょっとという方には、子供や外国人を意識した映画をお勧めします。
 ディズニーのアニメ映画は、単語も難しいものは少なくお話しも知っているで、いきなり英語字幕でも楽しめます。あと最近の映画なら、「ハリー・ポッター」や「ロード・オブ・ザ・リング」などのシリーズも幅広い客層を意識して作られているので分かりやすい英語のように感じます。
 まず日本語字幕で内容を理解してから、英語字幕で観るのもいいです。そして字幕なしで観れるようになれたら…。そう、DVDビデオは何度も観れるのが重宝なのです。観たいところだけ繰り返し観ることもできるし、静止させて、英文を確認したり書き留めることもできます。
 著作権の問題があるので引用はできないけれど、言葉の選び方や表現なども勉強になります。映画好きの方なら、楽しみながら、印象的に英語が覚えられます。

 先を急がぬ「趣味の英語」ですもの。興味のあるものに絡めて、いろんな形で英語に接して行きたいと思っています。
《04/5/29》


【NHK英語講座テキスト・CD】(株)日本放送出版協会(NHK出版の正式名称)から発行されています。各講座の紹介として、くるみもちの感想を記しました。また「ラジオ番組表」「テレビ番組表」のページを作りましたので参考になさってください。なお詳しくは書店、NHK出版のHP等でお調べください。

[ラジオ講座]~ラジオ第二放送~いずれも月刊のテキストとCDがあります。

「新基礎英語1」:アルファベットを正確に発音できますか?歌やチャンツを使って発音の基礎から学べます。流し聞きでいいので、恥ずかしがらずにリズムに乗って声を出し、楽しみながら身に付けましょう。
「新基礎英語2」:自分の意志を伝えるには、やはり中学程度の文法は必須です。文法はどうも…と尻込みしがちな方、一からやり直したい方に。詳しく丁寧な解説です。日常会話のヒントも多く、興味を持って学習できます。
「新基礎英語3」:★「趣味の英語」お勧め★久しぶりに英語に接する方に。文法はもちろん中学生の英語を総合的におさらいすることができます。特に聞き取りと音読、発音を楽しみながら身に付けることができます。
「英会話レッツスピーク」:軽快なリズムに乗って、ナチュラルスピードのスピーキング力をつけます。とにかく参加型。音読練習も豊富で、オーバーラッピング(英文を見ながら音声にかぶせ読み)、シャドウイング(英文を見ずに音声を追い読み)などもあります。テキストの後にある放送されない音読練習もCDには収録されています。
「英語リスニング入門」:前後期に別れており、前期(4月~9月)はナチュラルスピードの会話を聞き取る。音の崩れなどが理論立てて学べ、専門の教育を受けていない者には目からウロコの感動もの。ただある程度英語に慣れていないと難しすぎると感じるかも。お勧めは、講師のジェイムズ R.バワーズ氏のエッセイ(テキストに掲載、放送は無し)。ジェイムズ少年の微笑ましい思い出話やウイットに富んだ話題から英文を読む楽しさを味わえます。後期(10月~3月)は今年から講師が遠山顕先生(元「英会話入門」講師)に代わるので、どんな内容ノなるのか今から楽しみです。
「ビジネス英会話」:ビジネスで英語を使われる方向き。と思ったら、会話をこなれたものにするための表現や説明が豊富で、実務的なことから英語社会の常識が垣間見れ、「趣味の英語」にも役立ちそう…。

[テレビ講座]~教育テレビ~『とっさのひとこと』は半期ごとのテキストでCDは無し。この講座以外は月刊のテキストとCDがあります。

「100語でスタート英会話」:★「趣味の英語」お勧め★コーパス(英語データ)を基に、100の単語(主に動詞)についてよく使う表現を効率よく身につけられます。初級者も中級者もそれなりに得るところがあり、中学生から大人まで幅広い人気です。今年のスキットの舞台はオーストラリア。オーストラリアの日常風景も楽しみ。
「ミニ英会話 とっさのひとこと」:あの仮面ライダーアギトを演じた人気俳優、賀集利樹さんが英会話に挑戦。今年はシュウ(賀集利樹)が母親を連れてハワイを旅するドラマ仕立て。5分の短い時間の中に会話のポイントがまとめられていて、すぐに役立つフレーズが覚えられ、海外旅行の気分を味わうことができます。
「英会話 エンジョイ・スピーキング」:ニューヨーク大学の英語(を母国語としない生徒のための)クラスの授業を放送しています。お茶の間に居ながらにして現地留学の雰囲気を味わえ、コミュニケーションツールとしての英語を実践的に学べます。
「実践 ビジネス英会話」:「ビジネス英語の相談所」という設定でビジネスシーンのスキャットをもとにした、講師の本間所長はじめビジネス英語に堪能なメンバーの実践に即した解説は聞いているだけでも面白い。英語の似たような言葉や表現の微妙な差の説明は、「趣味の英語」レベルにも得ることが多い。
「いまから出直し英語塾」:★「趣味の英語」お勧め★大杉正明先生(元「ラジオ英会話」講師)のおしゃれな英語講座。毎回映画やドラマ、食べ物、音楽、言葉など身近で興味深いテーマが紹介されます。それらの英語での表現方法から英語への関心を高めることができます。楽しく興味を持って学ぶ「趣味の英語」にぴったり!

[その他]~総合テレビ~
「英語でしゃべらナイト」:★「趣味の英語」お勧め★松本アナの突撃取材、釈さんのインタビューでの奮闘、冷静で茶目っ気たっぷりのパックンのアドバイスで毎回楽しめます。海外のミュージシャンやf画俳優などを招いてのインタビューで、歌やセリフとは違う(という意味で)生の会話を聞くのが楽しい。英語をしゃべれるようになりたくさせる、元気のでる番組。
[注意:テキスト・CDの販売はありませんが、(株)アスコムから「NHK英語でしゃべらナイト」の雑誌が出ています(「NHKためしてガッテン 5月臨時増刊号」として)。また「英語でしゃべらナイト」専用のHPがあります。]
《04/4/21》


【電子辞書】-携帯型(IC辞書)-

  電子辞書には大別して、PC(パソコン)を使うものと携帯型のものがあります。今回は携帯型のもの、その中でもIC辞書といわれる、あらかじめハードに辞書データがインストールされている電子辞書を取り上げてみます。学生を中心に急激に普及して、新入学のこの時期、電気屋やカメラ屋の店頭を賑わせている電子辞書です。
  当初は単語の意味だけ、表示も数行で、紙の辞書とは比べ物になりませんでしたが、改良著しく現在はフルコンテンツと呼ばれる紙の辞書と同じ内容を搭載する機種が主流になっています。この電子辞書の長所はなんと言っても小さくて軽くて調べやすいこと。英和や和英だけでなく数種、機種によっては30種以上の辞書を搭載し、紙の辞書ならとても持ち歩けない辞書が電子手帳感覚で気軽に引けます。電子辞書だと紙の辞書のようには身に付かないという意見もありますが、私はテレビと新聞のように使い分けられるようになると楽観しています。なんと言っても、電子辞書は引くのが楽で、億劫がらずに引けます。英語との出会いを楽しいものにしてくれる道具といっていいでしょう。
  電子辞書のメリット、デメリットについては関山健治氏のHP「2001年後期版電子辞書へのアプローチ」が詳しいので【サイトのURL】のページに載せておきます。けれど、実際に機種を選ぶのでしたら、製造メーカーのHPで最新機種を見たほうがいいと思いますので、カシオ、キャノン、シャープ、SII(セイコーインスツルメンツ)、ソニーのHPも【サイトのURL】のページに掲載しておきます。

  私見ですが、電子辞書を選ぶ際に、最低限搭載しておいて欲しいのは、ジーニアス(または同等以上)の英和・和英辞典と広辞苑がフルコンテンツで入っているもの。あとは、誰が使うか、何に使うかによりますが、例えば中高生であれば英英辞典より古語辞典など必要な辞典だけが搭載されている方が使いやすいように思います。大学生なら第二外国語まで入っているもの。生協では特別バージョンもあるようです。
  さて趣味の英語向きとしては、最初の一台として最低限の辞書を搭載したものか、長く使うつもりであれば、やはり英語重視の辞書メニューがお勧めです。それと、電子辞書は液晶が割れると使い物になりませんから、保護ケースを装着することをお勧めします。寒い季節には液晶画面の動きが鈍く感じますので、冷やしすぎないためにもいいと思います。装着したまま電子辞書が使える、ファスナー上下開きタイプが使いやすいようです。
《04/3/21》 











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